FRP防水とはどんな防水工法?メリット・デメリットとメンテナンス方法も解説!

投稿日:2023年1月31日  更新日:2023年5月26日

防水工事というとなんか専門的な感じがしてとっつきにくいですよね。しかし、防水工事はとても私達の生活にとても密接する身近なものなのです。

 

その一つがベランダやバルコニーの防水。

 

ここは雨濡れてしまうところです。防水がされていないとどんどん水が染み込んで屋内に流れ込んできてしまいます。

 

これでは雨漏りになって大変ですよね。防水工事はこういった雨ざらしになるところから水が染み込んでこないように防ぐ工事です。

 

防水工法はいろいろな種類がありますが、本日は住宅に多く採用されているFRP防水についてお伝えします!

 

【FRP防水とはどんな防水?】

FRP防水とはどんな防水工法?メリット・デメリットとメンテナンス方法も解説!

FRP防水の特徴は「塗膜防水」「水密性に優れる」「軽量」「強度がある」「耐候性・耐食性・耐熱性に優れる」などがあります。

 

FRPは繊維強化プラスチックのことでFiberglassの略称です。不飽和ポリエステル樹脂とガラス繊維を組み合わせた防水層にトップコートの保護層で構成される防水工法です。

 

FRP防水は軽量で建物への負担が少ない特徴があり、住宅のベランダやバルコニーに多く採用されています。塗装で防水層をつくる塗膜防水ですから、継ぎ目のないシームレスな仕上がりになり、防水性に優れています。

 

他の防水工法についてはこちらの「べランダ・バルコニーの防水工事 メンテナンスと工法の種類のポイント」をご覧ください。

 

【FRP防水のメリット・デメリット】

それでは次にFRP防水のメリット・デメリットをご説明していきます。

 

【FRP防水のメリット】

FRP防水は以下のメリットがあります。

 

【優れた防水性能を発揮】

FRP防水は船舶や水槽、バスタブなど広く使用されています。シート防水やアスファルト防水とは違い、防水層は塗膜一体成型なので、継ぎ目がなく、水が侵入しづらい構造になっています。

 

【強度が高い】

FRP防水はポリエステル樹脂と補強材のガラス繊維を組み合わせた構成なため、優れた強度を発揮します。耐衝撃性・耐摩耗性に優れていますので、ベランダなどの歩行する場所に適しています。

 

【軽量で建物への負担が少ない】

FRP防水は軽量なため、建物への負担が少なく、耐荷重性に優れています。重量は3~5kg/㎡ほどでして、地震の揺れに対しても軽減できます。

 

【硬化が早く、工期が短い】

塗膜の硬化速度が早く、何層も塗り重ねる施工でも1~2日ほどで工事を終えることができます。同じウレタン防水でも、こちらは硬化に時間がかかり、4~5日ほどかかります。

 

【FRP防水のデメリット】

つづいてFRP防水のデメリットをお伝えします。

 

【費用が高い】

ウレタン防水やシート防水と比べるとFRP防水は費用が高い傾向です。また、詳しくは後述しますが、トップコートの塗り替えがありますので、その費用もかかります。

 

【独特の臭いがする】

FRP防水に使用するポリエステル樹脂はスチレンが含まれており、それが独特な臭いを発します。臭気の強いVOCなので、換気や近隣への配慮が必要です。近年ではノンスチレンタイプの防水材もありますので、臭いが気になる方はこちらをご検討ください。

 

【広い場所には不向き】

FRP防水は塗膜が固く、伸縮性が劣るため、広い場所での施工は不向きです。塗膜の追従性が低いですから、ひび割れやすく、屋上などの広いところではウレタン防水やシート防水の方が適しています。

 

【メンテナンス周期が短い】

ポリエステル樹脂は紫外線に弱いため、その上にトップコートを保護層として塗装されています。

 

トップコートの塗り替え周期は5年毎が目安となりますので、メンテナンス回数が多く、その分の費用もかかります。防水層を傷つけてしまうと、一から防水層をつくり直す必要があります。

 

【FRP防水工事の施工手順】

FRP防水とはどんな防水工法?メリット・デメリットとメンテナンス方法も解説!

FRP防水の施工手順は以下の流れで行います。

 

1:高圧洗浄

2:清掃~ケレン~下地補修

3:アセトン拭き

4:プライマー塗布

5:ポリエステル樹脂塗布

6:ガラスマット敷き

7;2プライの場合は5と6の工程を繰り返す

8:トップコート塗布

9:完成

 

塗膜防水は下地によく密着するように、下地を整えることが大切です。下地が腐食している場合は、部分的に張替えを行い、シール補修をしてから防水層をつくります。

 

腐食などの不具合を起こしているところを残すと雨漏りの原因になりますので、ちゃんと補修してから防水層を形成することが大切です。

 

当社は雨漏り調査や修理を承っております。詳しくはこちらの「雨漏りスピード補修」をご覧ください。

 

【FRP防水のメンテナンス方法】

FRP防水とはどんな防水工法?メリット・デメリットとメンテナンス方法も解説!

FRP防水は防水層に問題がなければ、トップコートの塗り替えのみでメンテナンスができます。

 

FRP防水の耐用年数はトップコートが5年ほど、防水層が10年ほどです。

 

建物の立地環境によっても劣化具合は変わりますので、チョーキング、汚れの付着、色褪せ、塗膜の剥がれなどの劣化症状が見られましたら、一度専門業者に防水の状態を見てもらってください。

 

当社は無料で建物診断を行っております。お住まいのメンテナンスのことでなにかお困りのことがございましたらお気軽にご相談ください。

 

無料診断についてはこちらの「屋根・外壁0円診断」をご覧ください。

 

FRP防水を長く維持していくためには、普段からお手入れすることも大切です。普段から定期的に水洗いとドレンまわりを清掃してください。ドレンにゴミが溜まると水が溜まり、劣化を早めてしまいます。劣化が進めば雨漏りを引き起こすリスクが高くなりますので、ご注意ください。

 

当社は防水工事も承っております。詳しくはこちらの「屋上・ベランダ防水工事」をご覧ください。

 

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  • 外壁診断士
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