塗装してはいけない壁や屋根があるのをご存知ですか?

投稿日:2019年3月15日  更新日:2024年6月3日

塗装は美観や保護を目的に行いますが、建材によっては塗装できないものがあります。
塗装できない屋根材や外壁材があることを知らずに塗装してしまうと後々大変なことに。それもたった2、3年、もしかすると数ヶ月で不具合が出てくるかもしれません。
塗装は大切な建物を維持していくために必要なメンテナンスですが、屋根材や外壁材によっては塗装できないものもあるということをぜひ押さえておいてくださいね。
ここでは塗装してはいけない屋根材や外壁材をご紹介いたします!

屋根編① パミール屋根(ニチハ)

パミールは問題が多く報告させておりますので、もしかするとご存知の方もいらっしゃるかもしれません。パミールは1996年から2008年にかけて外装メーカーのニチハが製造販売していたスレートです。
ニチハは窯業系サイディングや金属系サイディングでも有名ですね。パミールは初期のノンアスベストスレートでして、強度に問題があり、ミルフィーユ状にばらけてしまう層間剥離を起こしました。
10年前後で不具合が発生し、社会問題にまで発展しています。もし、2008年以前に建てられた建物なら注意が必要です。
パミールは損傷が激しく、非常に割れやすい特徴があります。塗装では対応できないため、葺き替えやカバー工法で対応することになります。

屋根編② 日本瓦(和瓦)の屋根

瓦は日本で馴染み深い屋根材です。瓦にも「いぶし瓦」「無釉薬瓦」「釉薬瓦(陶器瓦)」などがあり、日本家屋や神社仏閣に用いられています。
瓦は粘土を原料としており、高温で焼成して作られています。高い防水性を有しており、50年以上も耐久するため塗装も必要ありません。
ただし、衝撃で割れた瓦は風で飛散する危険性があります。もし瓦が割れている場合は差し替えを行いください。
棟や面戸に塗られている漆喰も経年劣化で欠けてくるため、20年程度を目安に塗り替えが必要です。
瓦に似たセメント瓦やモニエル瓦は、塗装を施して防水性を保っています。上記で挙げた日本瓦とは原料や製造方法が違い、定期的に塗装が必要なため、同じ瓦と名前にありますが、メンテナンス方法の違いがあることにお気をつけください。

外壁編① 難付着サイディング

難付着サイディングは2001年あたりから流通するようになった比較的に新しい外壁材です。もちろん製品名に難付着サイディングと書いているわけではありません。基材は窯業系サイディングですから、他のサイディングと見た目はなんら違いはなく、専門業者でないと見極めが難しいです。
難付着サイディングは特殊なコーティングが施されており、「光触媒」「フッ素」「無機」「親水性」などの種類があります。これらのコーティングで共通しているのが「汚れのつきにくさ」です。汚れがつきにくいということは、塗料も密着しにくい加工になっていますので、通常の塗装方法では2、3年で剥がれてしまいます。
難付着サイディングを塗装してはいけないわけではありませんが、塗装する場合は、適切な下地処理と下塗り剤が必要です。難付着サイディングは褪色しにくく、変化がほとんどでませんので、塗装時期も30年以降で想定されています。
この年数を考えると塗り替えよりも外壁材を張り替えることも選択肢に入りますので、あまり気にする必要もないかもしれません。

 

難付着サイディングを見極めるポイントはこちらの2つです。

① 10年経過してもチョーキングが発生していない
② 2001年以降の建物。外壁に艶があり、比較的にきれい。
とくに①に当てはまる場合は、サイディングを見極めできる業者に見てもらうといいでしょう。

外壁編② ジョリパッド外壁

ジョリパットはアイカ工業が製造販売する湿式工法の外壁材です。樹脂を原料としています。ジョリパットは塗装してはいけないのではなく、専用の塗料を使用しないと不具合を起こす可能性があります。アイカ工業の専用塗料の他に各メーカーからジョリパットに適応する塗料も販売されています。
ジョリパットは意匠性の高い模様を施すことができ、耐候性にも優れている特徴があります。デメリットは15〜20年ほどで色褪せが出てしまう点と汚れやすい点です。ただし、汚れは水洗いすれば落とすことができます。今は家庭用の高圧洗浄機が販売されていますが、ジョリパットなどの外壁を高い水圧で洗浄すると外壁が剥がれたり、塗膜が剥がれたりする可能性がありますので、なるべく水圧をかけずに水洗いだけで済ましておきましょう。

まとめ 資格と知識をもった塗装店に相談しましょう

ここでは代表的な屋根材や外壁材をご紹介しましたが、ほかにも気を付けなくてはいけない屋根材や外壁材はたくさんあります。

専門的な知識と施工実績を持たない業者に工事を依頼すると、問題となっていることを知らずにいつも通り塗装してしまい大変なことになります。
このため塗装工事を依頼するときは、信頼できる業者にお願いしなければいけません。
専門的な知識と施工実績、資格の保有、建設業許可などは業者を見極める大事なポイントです。
もちろん当店もご相談をお待ちしておりますので、なにかお悩みのことがございましたらお気軽にご相談ください。 

 

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